特集

平成30年度介護保険制度改正
「介護保険制度改正」は、3年間隔で制度内容を見直すこととされており、次の制度改正は平成30年度に予定されています。wel.ne.jpでは平成30年度介護保険制度改正の見直し内容などの特集記事を随時、掲載していきます。

第3回 平成30年度介護保険制度改正の概要について

6. 現役世代並みの所得のある者の利用者負担割合の見直し
2018年3月7日
世代間・世代内の公平性や所得に応じた負担を求める観点から、平成30年8月より現役並み所得者の負担割合を「2割負担」から「3割負担」に引き上げられます。


(クリックすると画像が拡大)
全国介護保険担当課長会議(平成29年7月3日開催)
「地域包括ケアシステムの強化のための介護保険法等の一部を改正する法律」の公布についてから転載


具体的な負担割合判定のフローは、以下の内容が示されています。


(クリックすると画像が拡大)
全国介護保険担当課長会議(平成29年7月3日開催)
「介護保険制度改正における保険者機能に関する事項等について 他」から転載


なお、第2号被保険者(40~64歳)、市区町村民税非課税者、生活保護受給者は、平成30年介護保険制度改正後も一律「1割負担」となります。

さらに、介護保険料を2年以上滞納している方への給付制限(ペナルティ)として、利用者負担割合を「3割負担」に引き上げる措置がありますが、上記フローにおいて、「3割負担」となった対象者が給付制限の措置を受けた場合、負担割合が「4割負担」に引き上げられることになります。

  • ソーシャルブックマークに登録する
  • はてなブックマークに登録