特集

平成30年度介護保険制度改正
「介護保険制度改正」は、3年間隔で制度内容を見直すこととされており、次の制度改正は平成30年度に予定されています。wel.ne.jpでは平成30年度介護保険制度改正の見直し内容などの特集記事を随時、掲載していきます。

第2回 介護保険制度の見直しに関する意見について(その2)

3. 費用負担
2017年3月15日

第2号被保険者(40~64歳)が納めている介護保険料は、各医療保険に加入する第2号被保険者数に応じて負担する仕組みとなっています。

現在の制度では、所得水準の低い被保険者が多く加入している医療保険者(協会けんぽ等)の保険料負担が重い状況となっています。

上記課題への対応として、各医療保険者に加入する第2号被保険者数に応じた負担とするのではなく、被保険者の報酬額に比例して負担する仕組み(総報酬割)を導入する意見が示されています。


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第67回社会保障審議会・介護保険部会(平成28年10月19日開催)
「参考資料2 費用負担(参考資料)」から転載


参考サイト
第67回社会保障審議会・介護保険部会資料(平成28年10月19日開催)
参考資料2 費用負担(参考資料)



「後期高齢者比率が高いことによる介護給付増」と「被保険者の所得水準が低いことによる介護保険料の収入減」による市町村の財政力の差を解消するため、国が国保負担金25%のうち5%を「調整交付金」として負担しています。


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第61回社会保障審議会・介護保険部会(平成28年8月19日開催)
「参考資料2 費用負担(総報酬割・調整交付金等)(参考資料)」から転載


今後、2025年にかけて全国的に75歳以上の人口が急増し、後期高齢者加入割合のばらつきが縮小されること等を踏まえ、調整交付金における年齢区分について、現行の「65~75歳」「75歳以上」の2区分から、「65歳~74歳」「75歳~84歳」「85歳以上」の3区分に細分化し、調整能力を強化することが意見として示されています。


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第61回社会保障審議会・介護保険部会(平成28年8月19日開催)
「参考資料2 費用負担(総報酬割・調整交付金等)(参考資料)」から転載


参考サイト
第61回社会保障審議会・介護保険部会資料(平成28年8月19日開催)
参考資料2 費用負担(総報酬割・調整交付金等)(参考資料)

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