介護保険に係る事務や利用者への対応事例、介護保険法改正や制度改正に関するニュース、最新情報を語る場
老健における特養待機組みの人
- 2018年10月1日(月) 14:09
特養と老健の基本的な役割はある程度わかっていますが、つい最近まで勤めていた老健には、在宅復帰ではなく、特養待機組みを望む方が結構いらっしゃいます。これは、本人の希望というより家族の希望のようです。この老健では、特養の入所資格(要介護度3以上)もあって、リハビリ等によるADLの改善には消極的であることを施設長から聞かされました。利用者さんは体が弱るからとリハビリを望むのですが、その希望が実現しないと嘆いておられました。担当のケアマネも、家族の希望であることを条件に協力しているとことでした。一つの医療連携かも知れませんが、これって、制度を食い物にした問題ケースではないかと疑うのですが、介護保険法の観点からは許容されるものなのでしょうか。宜しくお願いします。
本問題は調べていく内に「老健わたり」と言うらしくて、衆議院のホームページによると、平成27年の第189回の通常国会の議題35号「いわゆる「老健わたり」に関する質問主意書 提出者 井坂信彦」注:URLはスパムとして判断されるようで記載はできませんでした。
特養の入所が決まるまで、老健で待機するのはNGだと、安倍総理大臣が答弁しています。しかし、実質的に待機組みが70%近く入所しいており、ベッドの回転率も5%を切っているという指摘もありました。これは、既に既知の事実のようです。しかし、入所を早めるためにADLを意図的に下げる行為について、上記では触れていませんが、介護保険法の趣旨に反する行為と思うのですが。埼玉県の県福祉課に尋ねたのですが、何の返信もありません。監督責任を放棄しているように思えるのですが。
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